INTERVIEW

先輩社員紹介

焼酎を世界の酒に！

家族と共に米国サンフランシスコ在住。
学生時代にカクテルバーでアルバイトしたことがきっかけで酒の道に。
酒に携わって20年間、「夢」の実現に向けて走り続けています！

2004年4月入社
営業本部付 iichiko USA出向兼海外事業担当

現在担当されている業務のことを教えてください: 2014年より海外営業部iichiko USAに配属され、米国カリフォルニア州サンフランシスコにて営業を任されており、旨味と甘みを感じさせる43度の焼酎「彩天」を中心とした弊社商品の売り込みをしています。現地の人達に日本のお酒をもっと飲んでもらえるように主に飲食店向けにスタッフや現地代理店と共に販促や商談等の営業活動を行っています。

異動経験があれば教えてください: 入社後は製造部に配属になり、焼酎の仕上げ業務を担当していました。そして3年半後に元々志望をしていた営業部へと配属となり、主に大分県内の卸店様、酒販店様や飲食店様へ、日本酒やワイン、焼酎「西の星」の提案を担当しました。「西の星」は宇佐で出来た「ニシノホシ」という麦だけを使った地産地消の焼酎なので、まずは大分県内のお客様に知ってい頂くということで飲食店様への訪問を1軒1軒行いながら、お客様のニーズに合わせた販促提案なども行いました。またその頃、地元宇佐市に恩返しがしたいという思いから、自然の大切さ、食育、日本や宇佐市の麦文化について小学生たちと学ぶ「麦の学校」という企画を提案し、その活動は今も地域と私たち三和酒類とのふれあいの場となっています。

志望動機を教えてください: 大学で麹の研究を行っていた事もあり酒に関する仕事をしたいと思っていましたので、酒造メーカーに絞りエントリーし、数社内定をいただいた中から三和酒類に決めました。決め手となったポイントとしては、三和酒類は「海外に近い会社、海外を目指せる会社」だと感じたからです。

失敗や壁にぶつかったことはありますか？: 2014年にアメリカ現地法人を立ち上げるということになり、私の目標であった海外担当の話がありました。海外を目指していた私ですが実は英語が話せませんでしたので、30歳の時に米国デラウェア州に10ヵ月間の語学留学をさせていただきました。おかげさまでTOEIC380から帰国後はTOEIC 910に。その後、家族と共に渡米しましたが、当初は現地スタッフがおらず一人での営業活動でしたので全てが手探り状態でとにかく大変な毎日でした。日本食レストランにターゲットを絞り、サンフランシスコにある日本食レストランを中心に営業をしていましたが思ったようになかなか売上が上がりませんでした。そんな時に学生時代にアルバイトをしていたカクテルバーでの経験を思い出し、カクテルに使う酒として焼酎を使ってもらえないかとバーにも営業を開始することに。アジア圏以外の国では蒸留酒を食事と共に飲む文化がない為、カクテルなら飲んでもらえると思ったからです。おかげさまで認知度も少しずつですが高くなっていると感じています。乗り越えられない壁はないのかもしれないですね（笑）

これから会社で何をしたいですか？: 焼酎を世界の酒にしたいです。実現への第一歩として世界のバーテンダー達が選ぶ「テイルズ・オブ・ザ・カクテル」コンペティションにて弊社商品「彩天」が2020年の世界ナンバー10の酒にノミネートされたことはとても嬉しかったです。アメリカでの生活も6年目となり現地での人脈も少しずつ増えてきて、世界のバーテンダーTOP１０となった人物のうちの８名と交流があり良い関係を築くことができています。またまだまだ開拓中ではありますが、弊社の酒を世界中のバーテンダー達が知っているメジャーな酒にできるよう今後も頑張っていきたいです。

最後に学生へのメッセージをお願いします: 昔から私は酒に関する仕事をしたいとずっと思っていました。又、学生時代にカクテルバーでアルバイトした経験は今も役立っています。当社は各種社内研修制度や福利厚生が充実しておりチャレンジとチャンスをたくさんもらえる会社です。就職活動中の皆さんも今までの経験をもとにチャレンジしてみたいと思える仕事をぜひ見つけて欲しいです。

iichiko彩天
日本伝統の麹のうまみを最大限に表現した麦焼酎。米国サンフランシスコのトップバーテンダーとの共同開発により誕生。アルコール度数43%でカクテルベースとしても最適。米国、いいちこ日田蒸留所にて限定販売。アルコール度数：43度　容量：750ml