「iichiko Design Week 2024」(東京・渋谷ストリームホール)でのいいちこ駅貼りポスター展示コーナー

イベントレポート/「iichiko Design Week 2024」【前編】 いいちこの「これまで」と「これから」を多角的に体験していただく展覧会開催

大分県宇佐市で本格麦焼酎「いいちこ」が誕生したのが1979年。そして1984 年には「いいちこ」のポスターが東京メトロ(当時の帝都高速度交通営団:通称・営団地下鉄)の各駅に初めて掲出されました。アートディレクターを務めるのは河北秀也さん(東京藝術大学名誉教授)。駅貼りポスターに続き、新聞や雑誌広告、テレビCMなども手がけ、「いいちこ」を日本全国に発信しました。その後、河北さんがボトルのデザインに携わり生まれた新しい「いいちこ」商品も続々発売。今回の展覧会ではこうした「いいちこ」のブランドデザイン40年間を総覧し、さらに世界へのアピールを見据えた「いいちこ」のこれからの展望についてもお伝えしました。 後編「『いいちこ』のさまざまな魅力をトークショーや体験型イベントで発信」 写真:三井公一、桂志穂、根本佳代子

10月7日

レセプション開催。「iichiko」を世界の酒に!

三和酒類は2024年10月8日(火)から12(土)まで5日間にわたり、東京・渋谷で、「iichiko Design Week 2024」を開催しました。「いいちこ」の駅貼りポスターをはじめ、ボトルデザインやその他の広告デザインなどの「iichiko design」が40周年を迎えたことを記念して開催するこの大規模展覧会。開幕前日の10月7日(月)、酒類の流通・販売や飲食業界の関係者、報道関係者など約400人をお招きして、レセプションパーティーを催しました。

  • 地下鉄・渋谷駅から渋谷ストリームホールに向かう間の通路となる渋谷スクランブルスクエアにもイベントを告知するサイネージや装飾を施した
  • 地下鉄・渋谷駅から渋谷ストリームホールに向かう間の通路となる渋谷スクランブルスクエアにもイベントを告知するサイネージや装飾を施した

地下鉄・渋谷駅から渋谷ストリームホールに向かう間の通路となる渋谷スクランブルスクエアにもイベントを告知するサイネージや装飾を施した

渋谷スクランブル交差点近辺の6つの大型サイネージにも「iichiko Design Week 2024」の開催を知らせる動画を放映渋谷スクランブル交差点近辺の6つの大型サイネージにも「iichiko Design Week 2024」の開催を知らせる動画を放映

「iichiko Design Week 2024」の会場は、JRや地下鉄などの渋谷駅に直結する渋谷ストリームホール。三和酒類 社長の西和紀(にし・かずのり)が和装のいでたちで登壇し、あいさつの中で本イベントの主旨を次のように説明しました。

「iichiko Design Week 2024」レセプションパーティーで開会のあいさつをする三和酒類 社長の西和紀「iichiko Design Week 2024」レセプションパーティーで開会のあいさつをする三和酒類 社長の西和紀

「今回は『いいちこ』のブランドデザイン40周年を記念する展覧会です。1984年に始まり、駅貼りポスターや、ボトルデザインなどを通じて、『いいちこ』がどのように進化してきたのかを展示しています。この40周年という節目に、『これまでのiichiko、これからのiichiko』をテーマとして、これまでに開催してきた『iichiko design展』よりも展示内容を拡大しました。さらに、新しい試みとして、実際に『いいちこ』を味わいながら、その魅力に触れていただける体験を提供しています。視覚や味覚といった感覚を通じて『いいちこ』の魅力を存分に感じていただければ幸いです」(西)

さらに西は焼酎の今後についても次のように語りました。「日本の麹文化の粋を尽くした蒸留酒である焼酎は、新しい存在意義を得るべきです。世界に通用する蒸留酒は、ウイスキーやブランデー、ラム、ウオッカ、ジン、テキーラとありますが、今こそ麹(こうじ)でできた和のスピリッツを世界に問うべきです」(西)

この西の言葉を受ける形で、海外市場のマーケティングを担当する三和酒類 営業本部グローバルマーケティング室 室長の宮﨑哲郎(みやざき・てつろう)が登壇。2025年に国内発売する「iichiko彩天」について説明しました。

宮﨑は2014年に駐在員として渡米。「いいちこ」が世界の蒸留酒として米国での存在感を高めていくために必要なことは何か、世界での「いいちこ」の価値とは何かを探り、奔走してきました。

その中で、日本の「お酒を割って薄める」という割り算の考え方に対し、米国のカクテル文化には「良いお酒を掛け合わせることでより美味しくなる」という掛け算の考え方があることに気づきます。そこで2019年、「いいちこ」の魅力にさらに磨きをかけて、麹由来の美味しさを持ちながらカクテルのベースとしても提供できる商品として、「iichiko彩天」を開発、米国市場で販売開始しました。

資料を投影しながら世界における「いいちこ」の価値について語る宮﨑資料を投影しながら世界における「いいちこ」の価値について語る宮﨑

そして「いいちこ」のこれからの展開についても言及。「2025年には『iichiko彩天』はデザインを一新して、バーシーンの中でバーテンダーの方々により使いやすく、店内のビジュアルにも映えるボトルで新登場します」(宮﨑)と発表。日本の国菌である麹を使った本格麦焼酎「いいちこ」を世界にアピールする新しいスピリッツの第一弾として、「iichiko彩天」の新しいボトルを壇上で力強く掲げてご来場の皆様にお披露目いたしました。

宮﨑が右手に掲げたのは2025年に販売開始予定の新生「iichiko彩天」のボトル宮﨑が右手に掲げたのは2025年に販売開始予定の新生「iichiko彩天」のボトル

アオイヤマダさんとスティーヴ エトウさんの「iichiko彩天」パフォーマンス

この後、ダンサーのアオイヤマダさんとパーカッション奏者のスティーヴ エトウさんが登壇。「iichiko彩天」をイメージしたパフォーマンスを披露して、来場者の目と耳を楽しませてくれました。

  • 「iichiko彩天」をイメージした衣装を身にまといパフォーマンスを披露するアオイヤマダさん。パーカッション奏者スティーヴ エトウさんの演奏も会場に響き渡った
  • 「iichiko彩天」をイメージした衣装を身にまといパフォーマンスを披露するアオイヤマダさん。パーカッション奏者スティーヴ エトウさんの演奏も会場に響き渡った

「iichiko彩天」をイメージした衣装を身にまといパフォーマンスを披露するアオイヤマダさん。パーカッション奏者スティーヴ エトウさんの演奏も会場に響き渡った

続いて、展示スペース「iichikoを体験する」エリアに目を移しましょう。ここには“iichiko Special Bar「いいちこスペシャルBar」”がオープン。会期中には「いいちこ」を使った日替わりの限定カクテルを味わっていただき、また、「いいちこ」ブランドの13商品の飲み比べをしていただけるコーナーです。

日米トップバーテンダーによる夢の競演

レセプションパーティーのこの日は特別に、限定Bar「Angel’s Story × iichiko彩天」と題して、「iichiko彩天」をベースにしたカクテルを提供いたしました。ニューヨークの伝説的バー「Angel’s Share」からビバレッジダイレクターの中山敦史(なかやま・あつし)さんとヘッドバーテンダーの今田恒孝(いまだ・つねたか)さんをNYからお招きし、腕を振るっていただきました。

さらに、特別ゲストバーテンダーとして、「Angel's Share」から羽ばたき、世界的に活躍する「SG Group」ファウンダーの後閑信吾(ごかん・しんご)さんと、NYの人気店「Martiny’s」など3店舗を運営する渡邉琢磨(わたなべ・たくま)さんも加わり、バーカウンターに入っていただきました。「Angel's Share」の “OB”と“現役”バーテンダーの夢の競演「Angel’s Story」の実現です。「Angel's Share」のオーナーの好田絵里奈(よしだ・えりな)さんもNYから駆けつけてくださり、バーテンディングを見守っていらっしゃいました。

写真左から、「Angel's Share」 “現役”バーテンダーの今田恒孝さん、中山敦史さん。「Angel’s Share」から独立して世界で活躍する“OB”の後閑信吾さん、渡邉琢磨さん写真左から、「Angel's Share」 “現役”バーテンダーの今田恒孝さん、中山敦史さん。「Angel’s Share」から独立して世界で活躍する“OB”の後閑信吾さん、渡邉琢磨さん
  • トップバーテンダーとして、「SG Group」ファウンダーとして、世界で活躍する後閑信吾さん。2006年に渡米して「Angel's Share」でヘッドバーテンダー兼バーマネージャーを務めたトップバーテンダーとして、「SG Group」ファウンダーとして、世界で活躍する後閑信吾さん。2006年に渡米して「Angel's Share」でヘッドバーテンダー兼バーマネージャーを務めた
  • 「Angel's Share」でヘッドバーテンダーを務めた後、2022年に独立。現在NYに「Martiny’s」など3店舗のバーを展開するオーナーバーテンダーの渡邉琢磨さん「Angel's Share」でヘッドバーテンダーを務めた後、2022年に独立。現在NYに「Martiny’s」など3店舗のバーを展開するオーナーバーテンダーの渡邉琢磨さん「Angel’s Share」のビバレッジダイレクター中山敦史さん「Angel’s Share」のビバレッジダイレクター中山敦史さん
  • 「Angel’s Share」のヘッドバーテンダー今田恒孝さん「Angel’s Share」のヘッドバーテンダー今田恒孝さん
  • 「Angel’s Share」のオーナー好田絵里奈さんもイベントに合わせて会場に登場「Angel’s Share」のオーナー好田絵里奈さんもイベントに合わせて会場に登場

10月8日~12日

3つのエリアで「いいちこ」を表現する展示

10月8日から12日までの会期で開幕した「iichiko Design Week 2024」。iichiko designの40周年を記念するこの展覧会は、「いいちこ」のブランド価値やメッセージを、グラフィックスやプロダクトデザインの展示、デジタルを絡めた新しい飲酒体験などを通じてお伝えするものです。会場は「iichikoに触れる」「iichikoを知る」「iichikoを体験する」の3つのエリアで構成しており、周遊する中で五感を通じて「いいちこ」の魅力を感じられる仕掛けをお客様に楽しんでいただきました。

ZONE1 ZONE2 ZONE3「iichiko Design Week 2024」のエリアマップ

会場に入ると、まず「iichikoに触れる」のエリア。「いいちこ駅貼りポスター」の展示コーナーでお客様をお迎えします。

現在では毎月1回、さらに年1回のクリスマス仕様を加えて年間13回、地下鉄の各駅構内を中心に掲出している駅貼りポスター。1984年の掲出開始からののべ点数は2024年10月時点で522点にのぼります。その中から、40周年にちなんで40点を厳選し、iichiko designの軌跡を紹介しました。それぞれのポスターに時代背景や撮影時の情報、印刷方法の特記事項なども付記し、お客様にはポスターの美しい写真と印象的なコピーと共にご鑑賞いただきました。

  • 現在も月に1点とクリスマス時期に1点、年間13点のペースで新たな駅貼りポスターをつくり続けている
  • 現在も月に1点とクリスマス時期に1点、年間13点のペースで新たな駅貼りポスターをつくり続けている

現在も月に1点とクリスマス時期に1点、年間13点のペースで新たな駅貼りポスターをつくり続けている

またこのエリアにはスーベニアストアも設置。「いいちこパーソン」の限定デザインボトルを含む、11種類の「いいちこ」を販売いたしました。

  • 「いいちこ」を販売するスーベニアストア。バラエティーに富んだデザインのボトルが並ぶ様は壮観!「いいちこ」を販売するスーベニアストア。バラエティーに富んだデザインのボトルが並ぶ様は壮観!
  • 今回の「iichiko Design Week 2024」のためにつくられた「いいちこパーソン」限定デザインボトル今回の「iichiko Design Week 2024」のためにつくられた「いいちこパーソン」限定デザインボトル

続くエリアは「iichikoを知る」。世代を超えて愛されてきた本格麦焼酎「いいちこ」の製造工程や商品開発の裏側、またプロダクトデザインについて深掘りした情報を知っていただくスペースです。

「いいちこ」各種のボトルの実物と巨大なボトルグラフィックを展示した一角は、“iichiko Products「いいちこボトルデザイン」”コーナーです。全14種類の「いいちこ」それぞれのボトルの美しさやデザインのディテールを見ていただくと同時に、設計哲学や開発の裏話などを掲示して、「いいちこ」のボトルデザインをじっくりと堪能できる展示としました。

  • “iichiko Products「いいちこボトルデザイン」”。「いいちこ」の各種ボトルの実物と拡大写真を展示
  • “iichiko Products「いいちこボトルデザイン」”。「いいちこ」の各種ボトルの実物と拡大写真を展示

“iichiko Products「いいちこボトルデザイン」”。「いいちこ」の各種ボトルの実物と拡大写真を展示

レセプションパーティーが行われたホールには、“All About iichiko「いいちこ大全」”と題した立て看板型のパネル展示をご用意しました。焼酎づくりにまつわる麹のこと、歴史や製法、基礎知識などをイラストと解説文で分かりやすく構成してご覧いただきました。

また、さまざまな分野で活躍する著名人に「いいちこ」への思いを語っていただいた“iichiko and Me「わたしといいちこ」”の写真パネルも、このホールに展示いたしました。河北秀也さん、小倉ヒラクさん、千葉麻里絵さんといった「iichiko Design Week 2024」のトークショー(本レポート後編で詳述)などにもご登壇いただいた方々をはじめ、俳優、アスリート、バーテンダーなど、国内外、ジャンルを問わず各界のエキスパートの皆様からコメントを寄せていただき、幅広く「いいちこ」が愛されていることを伝えました。

  • 立て看板型パネル展示“All About iichiko「いいちこ大全」”。焼酎の歴史や製造工程などを分かりやすく解説
  • 立て看板型パネル展示“All About iichiko「いいちこ大全」”。焼酎の歴史や製造工程などを分かりやすく解説

立て看板型パネル展示“All About iichiko「いいちこ大全」”。焼酎の歴史や製造工程などを分かりやすく解説

  • “iichiko and Me「わたしといいちこ」”。こちらも「iichiko design」40周年にちなみ、40名の著名人からのコメントをピックアップ
  • “iichiko and Me「わたしといいちこ」”。こちらも「iichiko design」40周年にちなみ、40名の著名人からのコメントをピックアップ

“iichiko and Me「わたしといいちこ」”。こちらも「iichiko design」40周年にちなみ、40名の著名人からのコメントをピックアップ

限定のカクテルや飲み比べも楽しめる、体験型の展示エリア

最後は「iichikoを体験する」エリア。デジタルを絡めたさまざまな演出で、ここまで振り返ってきた「いいちこ」を新しい形で体験できるスペースです。壁面から天井にかけて酒蔵のシズル感をイメージした水の映像を投影し、3つのモニターには「いいちこ」の駅貼りポスターを代わる代わる映し出して、「いいちこ」の世界観をお客様にじっくりご鑑賞いただきました。

幻想的な空間で「いいちこ」の新しい飲酒体験を提供幻想的な空間で「いいちこ」の新しい飲酒体験を提供
コースターをセンサー付きのモニターに置くと、「いいちこ」各種の酒質チャートやおすすめの飲み方が表示される「体験型ウォーターテーブル」コースターをセンサー付きのモニターに置くと、「いいちこ」各種の酒質チャートやおすすめの飲み方が表示される「体験型ウォーターテーブル」

会期中は日ごとにテーマとなる「いいちこ」商品を設定しました。10月8日は「いいちこフラスコボトル」、9日は「いいちこパーソン」、10日は「いいちこシルエット」、11日は「いいちこスーパー」、12日は「いいちこスペシャル」です。ポップアップバー“iichiko Special Bar「いいちこスペシャルBar」”では、腕利きのバーテンダーにその日のテーマの「いいちこ」で絶品のカクテルをつくっていただき、販売いたしました。

また、バーカウンターに向かって左側には「飲み比べコーナー」を設けました。ドリンクパスをご購入いただいて、ふだん家では飲む機会が少ない「iichiko 40」や「いいちこフラスコボトル」、「いいちこ深薫」なども含めて13種類の「いいちこ」を飲み比べていただきました。飲み方もストレートや水割り、炭酸割りなどお好みで。カウンター横には連日、カクテルや「いいちこ」飲み比べの順番を待つ人の行列ができるほどのご好評をいただきました。

ドリンクのご購入者には、その日のテーマの「いいちこ」商品に合わせた和菓子もご提供いたしました。岩手発で新しい和菓子体験を追求する「芽吹き屋」との共創企画で、「いいちこ」と和菓子のペアリングの提案です。意外なコラボレーションということもあってこの試みにもご好評をいただきました。

  • 腕利きのバーテンダーが日替わりのゲストシフトとしてカクテルを提供する“iichiko Special Bar「いいちこスペシャルBar」”。バーカウンターに向かって右側がカクテルコーナー、左側が「いいちこ」各種飲み比べコーナー腕利きのバーテンダーが日替わりのゲストシフトとしてカクテルを提供する“iichiko Special Bar「いいちこスペシャルBar」”。バーカウンターに向かって右側がカクテルコーナー、左側が「いいちこ」各種飲み比べコーナー
  • 今回のイベントでは「芽吹き屋」(岩手阿部製粉株式会社/岩手県花巻市石鳥谷町好地3-85-1)の和菓子を、「いいちこ」とのペアリングとして提供。カクテル同様に日替わりで1品ずつご用意して、ペアリングの妙を堪能していただいた今回のイベントでは「芽吹き屋」(岩手阿部製粉株式会社/岩手県花巻市石鳥谷町好地3-85-1)の和菓子を、「いいちこ」とのペアリングとして提供。カクテル同様に日替わりで1品ずつご用意して、ペアリングの妙を堪能していただいた

日替わりのゲストシフトで登場する腕利きバーテンダー

●丸山拓哉(日比谷Bar)×「いいちこフラスコボトル」(10月8日)

10月8日を担当した「日比谷Bar」バーテンダーの丸山拓哉さん10月8日を担当した「日比谷Bar」バーテンダーの丸山拓哉さん

〈日替わり限定で提供された「日比谷Bar」のカクテル〉

左「クラフトマンシップ」(いいちこフラスコボトル、ジンジャーエール、山椒〔さんしょう〕、ピンクペッパー)と和菓子「黒蜜入れたわらび餅」(芽吹き屋)右「ハピネス」(いいちこフラスコボトル、マンゴージュース、サトウキビシロップ、大葉)左「クラフトマンシップ」(いいちこフラスコボトル、ジンジャーエール、山椒〔さんしょう〕、ピンクペッパー)と和菓子「黒蜜入れたわらび餅」(芽吹き屋)
右「ハピネス」(いいちこフラスコボトル、マンゴージュース、サトウキビシロップ、大葉)

●中山敦史&今田恒孝(Angel's Share)×「いいちこパーソン」(10月9日)

10月9日を担当した「Angel's Share」ビバレッジダイレクターの中山敦史さん10月9日を担当した「Angel's Share」ビバレッジダイレクターの中山敦史さん
「Angel’s Share」ヘッドバーテンダーの今田恒孝さん「Angel’s Share」ヘッドバーテンダーの今田恒孝さん

〈日替わり限定で提供された「Angel's Share」のカクテル〉

左「ウォーターボーイ」(いいちこパーソン、トマトウオーター、クラマト、ライムコーデュアル、ハバネロ、柚子)と和菓子「十五夜だんご」(芽吹き屋)右「霧の日」(いいちこパーソン、グレープフルーツ、オスマンサス、レモン)左「ウォーターボーイ」(いいちこパーソン、トマトウオーター、クラマト、ライムコーデュアル、ハバネロ、柚子)と和菓子「十五夜だんご」(芽吹き屋)
右「霧の日」(いいちこパーソン、グレープフルーツ、オスマンサス、レモン)

●渡邉琢磨(Martiny’s)×「いいちこシルエット」(10月10日)

10月10日を担当したのは「Martiny’s」オーナーバーテンダーの渡邉琢磨さん10月10日を担当したのは「Martiny’s」オーナーバーテンダーの渡邉琢磨さん

〈日替わり限定で提供された「Martiny’s」のカクテル〉

左「カプリ―ゼ」(いいちこシルエット、トマトウオーター、グレープフルーツジュース、バジルシロップ、ライム、ミルク)と和菓子「ひとくちみたらしだんご」(芽吹き屋)右「ミュール」(iichiko彩天〔カレー彩天〕、リンゴ、レモン、ジンジャーエール、ベイリーフ、オリーブ)左「カプリ―ゼ」(いいちこシルエット、トマトウオーター、グレープフルーツジュース、バジルシロップ、ライム、ミルク)と和菓子「ひとくちみたらしだんご」(芽吹き屋)
右「ミュール」(iichiko彩天〔カレー彩天〕、リンゴ、レモン、ジンジャーエール、ベイリーフ、オリーブ)

●徳満亮太(The SG Club)×「いいちこスーパー」(10月11日)

10月11日を担当した「The SG Club」ヘッドバーテンダーの徳満亮太さん10月11日を担当した「The SG Club」ヘッドバーテンダーの徳満亮太さん

〈日替わり限定で提供された「The SG Club」のカクテル〉

左「スーパーハイボール」(いいちこスーパー、カカオ、蕎麦〔そば〕、炭酸)と和菓子「ごまとろり」(芽吹き屋)右「スーパーレモンサワー」(いいちこスーパー、オーガニックレモンコーディアル、炭酸)左「スーパーハイボール」(いいちこスーパー、カカオ、蕎麦〔そば〕、炭酸)と和菓子「ごまとろり」(芽吹き屋)
右「スーパーレモンサワー」(いいちこスーパー、オーガニックレモンコーディアル、炭酸)

●鹿山博康(Bar BenFiddich)×「いいちこスペシャル」(10月12日)

10月12日を担当した「Bar BenFiddich」オーナーバーテンダーの鹿山博康さん10月12日を担当した「Bar BenFiddich」オーナーバーテンダーの鹿山博康さん

〈日替わり限定で提供された「Bar BenFiddich」のカクテル〉

左「いいちこスペシャル大根サワー」(いいちこスペシャル、大根ジュース、グレープフルーツジュース、トニックウオーター)と和菓子「百道」(芽吹き屋)右「豆淋酒いいちこスペシャル」(いいちこスペシャル、日本酒と餡子〔あんこ〕の上澄液、山椒、黒豆)左「いいちこスペシャル大根サワー」(いいちこスペシャル、大根ジュース、グレープフルーツジュース、トニックウオーター)と和菓子「百道」(芽吹き屋)
右「豆淋酒いいちこスペシャル」(いいちこスペシャル、日本酒と餡子〔あんこ〕の上澄液、山椒、黒豆)

トークショーや体験型の講習会も日替わりで開催

ここで再び「iichikoを知る」エリアに戻ります。このエリア内にあるホールでは、日替わりで限定イベントを開催しました。その日のテーマである「いいちこ」商品にフォーカスして、麹や発酵の知識に関するトーク、iichiko designの制作秘話、「いいちこ」の美味しい飲み方などの楽しいレクチャーや実演会を展開しました。

10月8日は、発酵デザイナーの小倉ヒラクさんをお招きして、「『いいちこ』の個性を紐解くCOZY TALK!&甘酒・塩麹テイスティング体験」を開催。トークパートナーとして登壇した三和酒類 三和研究所 本部長の林圭との掛け合いで麹や焼酎の世界を分かりやすく紐解いてくれました。

10月8日の「『いいちこ』の個性を紐解くCOZY TALK!&甘酒・塩麹テイスティング体験」。小倉ヒラクさん(左)10月8日の「『いいちこ』の個性を紐解くCOZY TALK!&甘酒・塩麹テイスティング体験」。小倉ヒラクさん(左)

10月9日はiichiko designの生みの親である河北秀也さん(東京藝術大学名誉教授)が「デザインと旅を繋ぐ風景」というテーマで登壇。対談相手には旅行雑誌「TRANSIT」の林紗代香編集長があたり、河北さんに、「いいちこ」のポスター撮影時の裏話も交えて楽しいエピソードをお話しいただきました。

10月9日の「デザインと旅を繋ぐ風景」。ステージ中央が河北秀也さん、向かって右が「TRANSIT」の林紗代香編集長10月9日の「デザインと旅を繋ぐ風景」。ステージ中央が河北秀也さん、向かって右が「TRANSIT」の林紗代香編集長

10月10日は「焼酎のペアリング。食と楽しむ、『いいちこシルエット』」と題して、日本酒ペアリングの第一人者、千葉麻里絵さんが登壇。フードカルチャー誌「RiCE」の稲田浩編集長が進行役となり、「いいちこ」をより美味しくお飲みいただくためのおつまみの工夫などを、実際に参加者の皆さんと一緒に「いいちこシルエット」を飲みながら解説していただきました。

10月10日の「焼酎のペアリング。食と楽しむ、『いいちこシルエット』」。千葉麻里絵さんと「RiCE」の稲田浩編集長10月10日の「焼酎のペアリング。食と楽しむ、『いいちこシルエット』」。千葉麻里絵さんと「RiCE」の稲田浩編集長

10月11日は、これまでとは色合いが変わり、音楽イベントをご提供しました。題して「スーパーなDJと過ごす、スーパーな夜」。大沢伸一さんをはじめ人気DJをお招きして、各階にDJブースを設置。各エリアでグラスを片手に、小気味いいビートの効いたサウンドに酔いしれていただきました。

10月11日の「スーパーなDJと過ごす、スーパーな夜」。大沢伸一さんも登場10月11日の「スーパーなDJと過ごす、スーパーな夜」。大沢伸一さんも登場

最終日、10月12日の参加型イベントのテーマは、「五感で味わう『いいちこ』テイスティング」。三和酒類の社員が進行役を務め、参加いただいた方々には自らの味覚をチェックする「官能評価パネル」を体験していただきました。さらに、実際に「いいちこ」の原酒の味わいを楽しめる商品を使って、ブレンドの妙を体験していただきました。

10月12日の「五感で味わう『いいちこ』テイスティング」の参加者10月12日の「五感で味わう『いいちこ』テイスティング」の参加者

100食限定「日替わりスーパー弁当」にも注目

お昼時には受付の横で「日替わりスーパー弁当」が販売されました。食材を使ってボトルの形を表現するというユニークな「いいちこスーパー」の雑誌広告は、1994年から「芸術新潮」に掲載され、第63回「日本雑誌広告賞」(2021年)のシリーズ広告部門で金賞を受賞しています。

「日替わりスーパー弁当」はこの特徴的な広告をモチーフにしたお弁当で、映画や舞台のバックヤードのお弁当やケータリングなどで人気を集める弁当店「chioben」とのコラボレーションによりつくられました。斬新なアイデアと「いいちこスーパー」の広告の世界観が融合したiichiko designを、視覚だけでなく味覚の方からも楽しんでいただきました。読者の皆様は目でご賞味ください!

「日替わりスーパー弁当」(chioben)のレイアウトは「いいちこスーパー」のボトルを模している。右は10月8日提供の「ボトルの形のサンドイッチ弁当」「日替わりスーパー弁当」(chioben)のレイアウトは「いいちこスーパー」のボトルを模している。右は10月8日提供の「ボトルの形のサンドイッチ弁当」

左「葉野菜包み弁当」(10月9日提供)、右「鯛昆布締め炙りと梅ディルごはんの弁当」(10月10日提供)左「葉野菜包み弁当」(10月9日提供)、右「鯛昆布締め炙りと梅ディルごはんの弁当」(10月10日提供)

左「肉多め弁当」(10月11日提供)、右「オムライス弁当」(10月12日提供)左「肉多め弁当」(10月11日提供)、右「オムライス弁当」(10月12日提供)

駅貼りポスターやボトルデザイン、麹や発酵による焼酎づくりの世界、さらに「いいちこ」のさまざまな楽しみ方を紹介した各種展示により、「いいちこ」のこれまでとこれからに触れ、知り、体験していただいた今回の展覧会。飲むことはもちろん、デザインを含めた酒づくりの背景を知ることでも、「いいちこ」を楽しんでいただくきっかけとなれば幸いです。日替わりのトークショーなどのイベントの内容は「イベントレポート/『iichiko Design Week 2024』【後編】 『いいちこ』のさまざまな魅力をトークショーや体験型イベントで発信」で詳しくご紹介します。どうぞご覧ください。