オーナーバーテンダー鹿山 博康
聞き手:作家・ライター 藤田 千恵子
PROFILE
鹿山博康(かやま・ひろやす)
オーナーバーテンダー。1983年埼玉県生まれ。専門学校卒業後、都内のホテルに就職し、バーへの配属をきっかけにバーテンダーの道に。ホテル退職後、東京・西麻布のバーの店長を経て、2013年7月に独立し、アブサン・ジンなど薬草酒を中心としたバー「Bar BenFiddich」を開店。15年に「ボタニスト・ジン・フォリッジ・カクテルコンペティション」で優勝。直近ではWilliam Reed Business Mediaが発表する「2021 Asia's 50 Best Bars」で9位、「2021 The World’s 50 Best Bars」で32位に選ばれるなど海外からも高い評価を得ている。18年、「麹」を主とした三和酒類の和のスピリッツ「WAPIRITS TUMUGI」をベースに日本発世界のカクテル「KOJI SOUR」を創作するコンペティション「KOJI SOUR CHALLENGE 2018」でグランプリを獲得し、「WAPIRITS TUMUGI」の公式アンバサダーに就任。麹文化の酒を世界に発信する活動もしている。
PROFILE
藤田千恵子(ふじた・ちえこ)
ライター、作家。酒と醗酵食を中心に日本の食と生産者を捉えた数々のフードライティングを発表。著書に「日本の大吟醸100」「杜氏という仕事」(ともに新潮社)、「これさえあれば―極上の調味料を求めて」(文藝春秋)、「美酒の設計」(マガジンハウス)など。現在、雑誌「あまから手帖」に「地酒の星」、「住む」に「発酵リンク・蔵の宝物」連載中。2004年より長野県原産地呼称管理制度日本酒官能審査員。日本の醗酵食品と日本酒を共に味わう「醗酵リンク」主宰。