三和酒類の拠点は、 「酒の杜」構想のもと緑豊かな自然環境と共生しています。各施設内の緑地は、定期的な手入れを施し、植樹や花壇の整備など従業員も参加して行っています。さらに、新入社員が自然の重要性を意識するよう、毎年植樹を行っています。
そのうち安心院葡萄酒工房では開設時より「杜の中のワイナリー」をコンセプトにした植樹や敷地内の緑地整備を行っており、工房を訪れるお客様に緑と親しむ機会を提供してきました。こうした継続した取り組みが評価され、2024年4月、「みどりの式典」において、「緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰」を受賞しました。
水資源は、取水から利用、排水まで、一連の流れを把握することが重要です。
中でも、地下水は限りある資源でもあり、有効な活用を図る適切な管理が必要になります。
取水にあたっては地下水位を常に監視し、水位変化に応じた取水制限なども行っています。また、製造工程の改善などにより水使用量の削減を図っています。
本社工場では、環境保全を目的として、2015年4月に排水を河川放流から下水道放流へ変更し、地域河川に関するリスクを軽減しました。(拝田グリーンバイオ事業所は開所時から下水接続)
工場内で発生した高濃度廃水については、以前は濃縮したのち産業廃棄物として処理していましたが、更新した排水処理場で水質を適正に処理をしたうえで、下水道へ放流しています。下水道放流に変更したことで、産業廃棄物の削減にも繋がりました。また、高濃度廃水の濃縮工程に必要な蒸気等エネルギーおよび下水道放流基準への変更によって排水処理に必要なばっ気の電力削減も実現しています。